仁志君からママへのメール
次の文章は伸子が亡くなって間もない頃に池上仁志君が彼のママ、池上昌子さんへに送ったメールです。 知子が手に入れて送ってくれたものです。 整形外科医である仁志君から見た伸子の身体の状態がよく分かり、やはり仕方がなかったのかな、と納得させる内容になっています。 特に
「寿命というより、寿命を超えて生きていたのだと
思います。 その気力にはなはだ感服と尊敬の念を抱きます。」
のくだりからは多大の慰めと癒しを貰いました。
「 とこ、です。
ひとしくんがたっちゃんのままに送ったメールを転送します。
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トコちゃんのママは本当に残念です。
御愁傷様としか言い様がありません。
またお手伝い御苦労さまでした。
僕は生前にも最近会っていたのでよかったと
思います。いろいろお世話になった方が逝かれるのは
悲しいことです。
そう言えば亡くなれた当日高志くんと
会いにいきました。
高志くんは生前に会っておけばよかったなどと
後悔しておりましたが、それはそれ、、
気にすることはないというものです。
さて死因について疑問を持っているそうですが、
僕の見解はこうです。
僕が2度会いに行って思ったことは
これで風邪をひくか、転んでどこかを
骨折すればひとたまりもないだろうと、、、
つまりバーバもそうでしたが
肉体的には生きているぎりぎり限界にみえました。
ちょっとしたストレスでもバランスは崩れるのです。
今回腸閉塞というストレスでしたが、
これが肺炎であれ、転倒であれ同じ結果だったでしょう。
寿命というより、寿命を超えて生きていたのだと
思います。 その気力にはなはだ感服と尊敬の念を抱きます。
今は御冥福をお祈りするのみです。
まあそういうことです。
では御自愛ください。
仁志
」